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zoom RSS 「歌は芝居」の分析(声楽119)

<<   作成日時 : 2008/01/16 00:29   >>

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新年初レッスン(声楽118)の記事において、かおたいさんとのコメントによる会話をしている内に、ようやく私が感じたことが少し見えてきました。パントマイムを作って演じているのと似ていました。


パントマイムは私の場合、無言の一人芝居です。音楽はBGM的にその場面の感情に似合った(時には正反対のこともある)音楽を使います。演じている時は無言ですが、自分の心の中ではセリフを言っています。また作る時には私は男か女か、年齢は何歳くらいか、どういう性格かなども決めて一人芝居にまとめます。二役することもあります。

で、かなり単純な幼稚な例ですが、短い文章を例に挙げて「歌」と「芝居」をつなげていきたいと思います。描く情景によって同じ言葉でも抑揚や声の種類などが変わっていくという説明をしたいと思います。



おはよう。ごきげんいかが?空が青いね。


1.20代の女性。朝自転車に乗って出勤する途中、近くの人に出会い、挨拶をしている。自転車が風を切る。朝のすがすがしい空気が漂う。

2.入院中の年老いたつれあい、または親を見舞う。回りの人に気を使い、そっと話しかける。


ピーマンはきらい。


1.付き合ってまだあまり時間が経っていない彼と彼女。彼女の手料理を初めて食べる彼。テーブルにはピーマンの肉詰めがお皿に盛ってある。彼はピーマンが嫌いなのだが、率直に言えない。どうしようと思いつつ、心の中でつぶやく。「ピーマン、きらい…なんだけど。」

2.少し付き合いが長くなって、なんでも話せるようになった彼と彼女。彼女が「あなたのきらいなものはなに?」と聞く。「ピーマンはきらいなんだ。でもニンジンは食べるよ。」

3.子ども(幼稚園までかなあ)と母親。ピーマンをなんとか食べさせようと炒飯に小さく切って入れている。「ピーマンはきらいっ!!!!」とだだをこねる。

4.大人。「ピーマンって、きらいなんだ…けどねえ。やっぱり食べなくちゃねえ」


詩の場合、前後に言葉があり、どういう情景か判断できるのではないかと思うが、それを省いてしまうと、どうとも表現できてしまう。この短い言葉にもし音楽がついていたら、音楽が情景を表してくれて、セリフの言い方が決まってくるのかもしれない。

ということは歌における音楽は演出ともいえるかもしれない。




かおたいさんのコメントにあったように、「からたちのそばで泣いたよ〜」のところをCDで聞いてみました。ここは楽譜で見てもピアノピアニッシモ(ppp)になっていて、非常に繊細な部分ですね。増和音になっているのは、泣いている緊張感なのかなと思いました。(今まで全く気にかけたことがなく、にわか勉強です。それよりなぜ泣いたのか、からたちの実を取ろうとしてトゲに触ってしまったのかななどと考えています。)「からたちの花」の詩がとても難しく想像力たくましく言葉の余白の部分を感情で埋め合わせないといけないんじゃないかと思います。まだ、私の歌える歌じゃなさそうですが。




話は少し横道へ逸れますが、前の先生がおっしゃってたのは、伴奏は歌う人に合わせてくれないと困ると。ブレスの間のこともあるだろうし、感情の整理のこともあるだろうと思います。

また、今の先生に武満徹の「ぽつねん」を習っている時、歌が八分音符、伴奏が三連音符の箇所がありました。私はずっとギターソロをやっているので、こういう箇所でも一人で演奏しないといけないし、また二重奏する場合でも相手の音を聞きながら合わせます。それで、歌の時も伴奏を聞きながら歌おうとすると、「伴奏のことは気にしないでいいです。」と言われました。

伴奏のことより、もっと歌を伝える、感情を込めるなど、必要なことがあるからではないかなと思いました。




歌うということは詩を読んで音楽を聞いて、行間を読んで感情を作り上げるのではないか、つまりそれは芝居を作るのと似ていると思ったのでした。

私が心を揺さぶられた歌というのは「中国地方の子守歌」でした。高須礼子さんでした。初めて聞く方ですが、かなりベテランの方のようです。♪ねんねこしゃっしゃりませ…という知っている歌でしたが、本当に赤ちゃんに語りかけるようで、暖かく包むような柔らかな歌で、感動しました。

私にはどこまで出来るかわかりませんが、ただ歌うより面白いかもしれません。でも、ギター演奏の時でも、言葉ほど具体的ではありませんが、情景を頭に描くと演奏で何かを伝えることができると思います。歌の場合はまだまだ能力的に足りないことだらけで…。

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