清野拓巳Commoncafeソロライブ(11/29)

コモンカフェでのソロ・インプロ2回目です。BIGAPPLEにはBIGAPPLEの会場の雰囲気があり、CommoncafeにはCommoncafeの会場の雰囲気があり、その時によって清野さんは感情が動いていくんでしょうね。今日はちょっとやんちゃな清野さん、ほどけた清野さんという印象を受けました。

コモンカフェの写真。地下へ降りていきます。

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清野さんは無口ですが、本人のエッセイによると、決してしゃべるのが嫌いなのではなく、自分ではしゃべってるつもりなんだけど、口に出すのを忘れていたことに、後で気づくのだそうです。(Poor Talker

案外愉快な面ももっているように思います。なかなか見られませんが。

今日は、うま~く自分をほどいていけたんじゃないかなと思いました。演奏ではかなり遊びましたね。

私は『人のやってないことをやりたいが為に、奇妙なことを追求する』という姿勢がかなり嫌いな方なので、ジャンルにかかわらず、それが見えた時に一気に引いていきます。そして二度とコンタクトを取らないです。ついでに言うと、『中途半端』も嫌いです。

まあ、清野さんの演奏を、特にソロを重点的に聞いているということは、清野さんの演奏はいくら遊んだって、ほどけたって、やんちゃしたって、音楽的に許される範囲で、丁寧な一生懸命な姿勢が見えるから行くのだと言えます。

清野さんは今年40歳になりました。とてもその年齢には見えない、ずっと少年のままのような雰囲気をもっていますが、でもやっぱり40歳。人間として一番山場ではないでしょうか。50歳までの10年間で自分らしさの基盤を築く人が多いと思いますので、注目すべき年代ですね。

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1st(20:18-21:10)

ガット、スティール、エレキの3台でそれぞれ1曲ずつのような感じ。インプロなので曲が切れているかつながっているかは、はっきりしません。

2nd(21:35-?)

「どのギターから始めるかいつも迷うので、最初に弾くギターをどれにするか言ってもらえませんか?」と2ndの最初に言われたので「じゃあ、いつもガットから始めるから今日はエレキから~」と注文しました。「え?そうですか?」といつもガットから弾いてるということには気づいていない。私以外にも発言を後押ししてくれたので、やっぱりガットから弾いてることがほとんどであるといえます。

で、エレキで始まりました。

お題は「realization」。(実現)

弾く楽器によって音楽が変わるのではなくて、やっぱり、清野さんの精神状態が音楽を生むということがはっきりわかりました。いつもガット、スティール、エレキの順が多いので、ガットは静かに始まり、徐々に盛り上がっていってエレキでは時によりガンガン演奏することがあります。だからエレキ=ガンガンみたいな図式かなあと思っていたのでしたが、それは完全に覆されました。いい経験でした。エレキから流れる音楽は静かに暖かくきれいでした。初めは霧の中を歩いているような印象でした。

encore(?-22:50)

「夜の樹」のリクエストがありました。
メロディがなかなか覚えられない私が、この曲はどういうわけか、朗々と声を張り上げて歌うイメージを持つ曲です。ソロでは初めてかな?たぶん。

アンコール2曲目。
大サービスです。
「夜の樹」の演奏中に通りすがりのお客さんが入って来られたので、せっかく来てくださったので、もうちょっと聞いてもらえたらというマスターの希望もありました。そのお客さんに言葉(お題)をもらうと「カフェ」と言われました。清野さんが「あと一つお題がほしいです。」と言われたので、今日ずっと私の頭の中に描いていた「階段」を言いました。

「カフェ+階段」
どうもなかなかカフェにたどり着かなかったようです。長い長い色んな形の階段を上ったり降りたりしてカフェへ向かっているのですが。愉快な音楽でした。


清野さんのローデン、2本。ガットとスティール。

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この記事へのコメント

ふじわら
2008年11月30日 16:32
『難しい事をやろうとか、まして感動させてやろうとか、そういう事を考えた時点で終わりだから。』
以前、芸大生と話をしたときにそんなことを言っていました。確か抽象絵画の話だったと思います。


最近僕がよく考える事はインプロと曲の境について。
ソロライブはどちらかといえば聴くというより、受け(感じ)取り→自分の中でイメージを生み出す(無意識)という印象が強いです。ライブ前にその日何をしていたか等によって、良くも悪くもイメージは全く別のものになります。

しかし、例えそれが『曲』でも『インプロ』でも、生まれるイメージに大きな差は出ないようですし、音譜を追いかける事もありません。(出来ない)

無意識で曲をやる事は恐らく不可能ですけど、限り無くインプロな曲(本質に作為的でない)というのも面白いかも知れないですね。凄く難しいですけど。。
島田さんとのデュオや光田さん、萬さんとのトリオはかなりそういう点で好みです。


話がごちゃごちゃになりましたが、昨日のライブは凄く良かったと思います。
2008年11月30日 18:24
昨日は楽しかったですね!
インプロについて。清野+島田+ゴリの三人のインプロを聞いた時、ほんとにお互いの気を感じて言葉を使わずに音だけを頼りに進んでいくスリリングな世界を初めて体験しました。芝居でも同じようにお互いの気を合わせていく練習があります。空気が見えるようでした。

バンドになると、インプロの時とは違ってほとんどイメージ(映画)が湧いてきません。どうしてもリズムを取ったりして、疲れてくることがあります。そういうわけで、できるだけ少ない人数の静かそうなライブを選んで行っています。まあ、他のジャンルを考えても落語とか相撲とか、私は個人がガンバルのが好きなようです。

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